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★家庭でもできる自転車修理①★『チェーン調整』

★家庭でもできる自転車修理①★『チェーン調整』

◎チェーン調整
 ⭐走行中、チェーンが外れやすかったり、カラカラと音がしたりする場合はチェーン調整が必要です。

使用工具

輪業用ラチェットレンチ(14㎜・15㎜)/プラスドライバー/ナットドライバー(10㎜)/ペンチ

作業方法



☆チェーン調整作業方法
  チェーンのたわみを直すには、後輪を本体(フレーム)から一時的に外し、後輪自体を後ろに持っていき結果的にチェーンが
  張られていくという方法をとります。
  後輪を後ろに持っていくには、後輪軸にはまっているチェーン引きを使います。
 
 ①ドラムブレーキ本体もフレームに固定されていますので、固定ねじをプラスドライバーを使ってゆるめます。
  取り外してしまう必要はありません。
  ローラーブレーキ使用の自転車の場合も同様です。裏のナットが供回りする場合は、10㎜スパナなどで抑えてください。
 
 ②次にハブナットをラチェットを使ってゆるめます。キャップのついている場合はペンチなどではずしてください。
  このナットもはずしていまう必要はありません。
  ラチェットのない場合は15㎜のスパナ、メガネレンチなどをご使用ください。ただしネジや軸が錆びているなどの場合は
  潤滑剤などを使い注意深くゆるめてください。ナットの山を崩したり、軸が供回りしたりして後々困ります。
  コツとしましては、片方交互に少しずつゆるめてください。片方を一挙にゆるめないことです。

 ③この状況で後輪はフレームから外され自由に動くはずです。
  ここで軸にはめられているチェーン引き(下記写真参照)を使います。
  後輪の左右の軸にはめられている場合とチェーン側だけの場合とあります。
  チェーン引きの10㎜のネジを締める(右回り)と後輪が後ろ(進行方向の反対)に下がります。
  そうするとチェーンが張ってきます。ここで大事なことは後輪のセンタリングです。
  右のチェーン引きを締めると、チェーンは張りますが同時に後輪がフレーム右側に寄って行きます。
  その場合、左のチェーン引きを締めて調整しますが、左手でフレームとの間隔を保ちながら調整してください。
  チェーンの張具合は、ペタルを数回後ろに回し、目で確認し 指で押して少し動くぐらいでいいでしょう。
  張りすぎるとペタルが回りにくいはずです。

 ④ここからは仕上げです。後輪が動かないように、左右のハブナットを締めていきます。左右平等に締めていきます。
  できればチェーンの張具合、センタリングも確認しながらきっちりと締めましょう。
 
 ⑤再度左右ハブナットの締まり具合を確認します。できれば体重をかけることができるように工具を上から力を入れ
  確認すると確実です。

 ⑥最後にブレーキ止めねじをしっかり締めます。※このネジの締め忘れは非常に危険です。ご注意ください。

 ⑦最終チェックの後、キャップをはめて終了です。

※チェーンケース自体が変形している場合、チェーン調整を行っても、すれて音がする事もありますので、
その場合チェーンケースの へこみやゆがみを手直しして下さい。
  

「チェーン引き」部分写真

黒いキャップの横にある10㎜のナットの部分です。

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