BLOGブログ

★家庭でもできる自転車修理⑥★ 『空気がぬけるんやけど・・?』

★家庭でもできる自転車修理⑥★        『空気がぬけるんやけど・・?』

近頃はスーパーマーケット、コンビニ、公共施設などいろいろなところに自転車用空気入れが置いてありますね。

便利になりましたね。

ところが、空気が少ないと気が付いて空気をスーパーマーケットなどで機械を使って入れるんですが、数日たつとまた減っているって感じることありませんか?

これにはちゃんと理由があると思います。

◎可能性のある原因①

『もともとご使用している空気入れの圧力が少ない。』
  ☆スーパーマーケットなどに置いてある空気入れの機械は安全のためある程度の空気圧までしか入らず、機械が自動的に止まる仕組みになっているかもしれません。ご自分では満タンに入れたつもりでも、実は少し少なめにしか入っておらず、のちに気づき再び空気がぬけたと勘違いすることになります。一度、充分入れた後にタイヤをつまんで空気圧をご確認ください。

◎可能性のある原因②

『タイヤがパンクしている。』
  ☆この理由はよくお判りだと思います・ただしパンク穴がかなり極小の場合、空気は徐々に抜けていると思われますが2,3日抜けきらず乗れる場合がございます。この場合は自転車店にて調べていただくしかございません。タイヤに小さな針、ガラス片、木屑、針金などの先などいろいろ考えられます。そのようなものがささったまま乗車されていますと、穴が数か所に及びチューブ交換の必要性がでてきますので、お早目に自転車店に行くことをお勧めします。
   

◎可能性のある原因③

『バルブ口の中の”虫ゴム”が劣化している。』
  ☆この理由は永年自転車をご使用いただいている方でもご存じないことがあります。空気をいれるところ、いわゆるバルブ口(グチ)の中に虫ゴムがございます。(写真参照)この虫ゴムで充満させた空気が抜けてしまうのを防いでいます。実はこの虫ゴムが経年劣化し、ゴムが痛んだり切れたりします。そうすると一時的に空気は充満されますが1,2日後には少し抜けた感じになります。すべて抜けきりペッタンコになることはあまりございませんので、パンクではないと思いこみになります。しかし空気は抜け続けます。お気を付けください。通常、3か月に1度、もしくは少なくとも半年に1回、前後虫ゴム交換をお勧めします。自転車の寿命はタイヤの空気圧に非常に左右されます。

バルブ口の中

向かって右から2番目が虫ゴムです。

虫ゴムの経年劣化写真1

上の方が切れてしまっています。

虫ゴムの経年劣化写真2

あまり見た目ではわからない場合です。よくみると上の方がギザギザになっています。

虫ゴムの交換方法

販売店にて写真のように、虫ゴムのみ数個セットにて販売されています。バルブ口からキャップを外していただき、劣化している虫ゴムをきれいに取り除いてください。その後、新しい虫ゴムを丁寧に奥まで入れて下さい。少し硬く入れにくい場合は虫ゴムをお湯につけて少し柔らかくしてから行うと入れやすいと思います。必ず奥のくぼみまでキッチリ入れてください。

◎可能性のある原因④

『タイヤの寿命がきている。』
  ☆意外と気づかれない理由です。タイヤに空気を充満させた後、手で確認すると、かなり固く安心して自転車に乗ると、なんとなく抜けている気がすることありませんか。これはタイヤ自体の寿命、いわゆる交換時期だということです。タイヤゴムがすり減ってしまい、もう体重をかけるとあたかも空気がないようにペッタンコになってしまう現象です。これは自転車店にてタイヤ同時にチューブ交換を行ってください。

SHARE!

BLOG TOP